キャベツのバストアップ効果を考え直す

まだキャベツを信じる?胸を大きくするって話のその後

以前キャベツを大量に食べて胸が大きくなったという体験談がテレビで流れると、メディアが一斉に注目したこともあって、「キャベツ=巨乳」というイメージが新たに広まりました。キャベツに含まれる成分として、医学関係者からも「ボロン」という聞きなれない栄養素が紹介されたりして、一挙にキャベツは胸を大きくする食材として確立してしまったような感もありました。そのボロンなるものが、いったいどのような栄養素なのかも良く知られないまま、キャベツのバストアップ効果を信じて食べ続けた女性もいるのではないでしょうか?

キャベツの豊胸作用を信じる人もそうでない人も、とりあえずボロンという栄養素が一体何なのかという点も含めて、もう一度あのキャベツブームを振り返ってみましょう。当時さかんに言われていたのは、キャベツに含まれるボロン成分を体内に取り込むことによって女性ホルモンが活性化され、結果的にバストがサイズアップするという、すごく漠然とした因果関係でした。ボロン説を信じた女性達は当時生のキャベツを毎日1個ぐらい食べていたそうですが、ボロンの含まれる食品はキャベツの他に大豆製品、ドライフルーツ、ナッツ、蜂蜜など多彩で、さらにそれを日常的に摂取する量は地域によって大きなばらつきがあり、そこに居住する女性のバストサイズとの関係は報告されていません。

ボロンは、全ての植物と動物の必須元素であるホウ素の一種で、人体においては肝臓のグリコーゲン合成に関係し、欠乏することによって皮膚アレルギーの症状を起こすなどといった側面が指摘されてきました。さらに最近になってからは閉経後の女性に適量(1日3㎎程度)のボロンを与えることで血清ホルモン値が上がったり、骨粗鬆症の予防に効果があることが認められるようになりました。しかしこれらの事実を並べて見ただけでは、一足飛びにボロン=バストアップという話にはなりません。

それにも関らずまだまだ根強く続くキャベツ伝説を見ていると、キャベツに限らず健康志向の強い人々の間で何度もブームをくり返す「コレを食べれば必ず効果UP!」という心理状態が見えてきます。たとえキャベツ好きな女性が魅力的なバストを持っていたとしても、彼女の美しい胸の谷間を作り上げているのは、キャベツ以外の食事バランスや、効果的なエクササイズ、バストの魅せ方を考え抜いたファッションなど、実に多くの努力のたまものであるかも知れません。

簡単にそれでいて大きな効果を手に入れたい、という気持ちは誰でも心の中にあるものです。そういった心のスキをつくようなメディアのトピックスや、商品のあおり広告に影響され、ついフラフラと信じて相手の思うがままの行動を取ってしまうのが人間です。しかし、特性の食品や栄養素の過剰摂取には、本来私たちの持っている体内のバランスを崩してしまう可能性があり、下手をすれば重大な健康被害を被ることになる危険性があることを決して忘れないようにしましょう

諦めない人の為のバストアップ方法